こんにちは。ディレクターズ・ブログです。
あるお客様から寄贈いただきました。「岸惠子自伝」。2020年日本経済新聞社「私の履歴書」に連載されていました。いつか読んでみたいと思っていたので・・・喜んで頂戴しました!!
岸恵子さん。御年80(半ばすぎ!!)を過ぎていらっしゃるのに、令和の現在でもそのお姿は、私が小さいころに見ていたお姿と変わらずそのままの美貌を保っておられることに驚かされます。
岸恵子さんは、佐田啓二さん(中井貴一さんのお父様)と1953年「君の名は」という映画の主演を演じ空前の大ヒット。「真知子巻」でご存じのかたもいらっしゃるかもしれませんが雲仙もロケ地のひとつでありました。
港町・横浜に生まれ戦火をくぐりぬけ、女優の道へ。フランス人・イヴ シャンピ監督から、「ヨーロッパやアフリカを見てみませんか」とプロポーズを。そのプロポーズの場所がなんと長崎だったというエピソードに驚き。そして個人的海外旅行が禁じられていた時代に渡仏。子育てと離婚、そして女優業と国際ジャーナリスト、文筆の道へ。
生涯を通して、度胸のあるかただなあと・・・日本にとどまらなかったからこそ培われた世界的視点が、岸さんの人生を大きく変えたのではないでしょうか。
R階に設置しますのでご興味あるかたはどうぞお読みください。
ちなみに、雲仙地獄にある「君の名は」の碑。
忘却とは 忘れ去ることなり
忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ
作詞 菊田一夫