染物がつなぐ嬉しいご縁!!

こんにちは。ディレクターズ・ブログです。

お泊りに来られたかたはご記憶にあられるかもしれません。
エントランス・背景に染物の作品を設置しお客様をお迎えしております。


佐賀県出身の染色家・鈴田照次さん(1916生~1981没)の作品です。
鍋島更紗の復元に着手し「木版摺更紗」を完成させた染色家です。


この作品の歴史をさかのぼると・・・
雲仙九州ホテル、旧建物・貴賓室の寝室の枕元に設置しておりましたものを2018年、ホテルの改装を機にエントランスへ移動し、お客様をお迎えしております。



こちらは50年ほど前のホテルパンフレットより。ご存じのかたには懐かしい建物。
さらに車が時代を物語っております!


貴賓室の寝室に、作品はこのように設置されていました。



そして11月のとある日。
いつものように、とあるお客様のチェックイン手続き中。
そのお客様が思いがけない一言を・・・「この染物は父が作ったものです・・・」と!!
「えええええ~??鈴田さんの娘さんでいらっしゃる!!」
せっかくですので、お父様の手掛けた作品の前で記念写真!!ご協力ありがとうございました。



現在は鈴田照次さんのご子息にあたり、人間国宝である鈴田滋人さんが、染物の技法を現代につなげておられます。
50年以上前に手掛けていただいた作品を通じ、時を超えご縁がつながり、とても嬉しい出来事でした!!


戻る

電話予約受付時間 9:00〜17:30